和風折り紙で「くす玉」を作る。

千代紙などの折り紙を使って、「くす玉」を作ってみました。12枚の折り紙を組み合わせて立体的なオブジェクトが出来ます。様々な和の文様を組み合わせて、色々なイメージで作ってみました。季節の飾りにもなります。


くす玉の作り方

まず、12枚の折り紙を用意します。友禅千代紙を使ってみました。
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手裏剣の作り方に似ています。①~⑬までの工程を12枚分行います。慣れるとあっという間に出来てしまいます。
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①折り紙の柄が表に出るように折っていきます。
②四角に半分に折ります。
③中心に向けて左右を折ります。
④長方形を二つ作ります。
⑤開いて、中心に向かって三角に折ります。
⑥長方形の折り目を被せます。
⑦反対側も同じように折ります。
⑧長方形の折り目を被せます。
⑨ひっくり返します。
⑩縁を折り込みます。
⑪角を真っすぐ折ります。
⑫もう一方の角も折って四角形にします。
⑬折り目をつけます。
⑭同じものを12枚用意します。
⑮出来た折り紙を組み合わせていきます。折り紙の隙間に別の折り紙を差し込んで、立体的な三角形を作っていきます。
⑯3枚で一組にして、合計四組作ります。
⑰四組を順番に組み合わせていきます。まずは二組を組み合わせます。ここで、二組(6枚の折り紙)だけで立体を作ると、正六面体が出来上がります。
⑱三組目を組み合わせます。
⑲四組目を組み合わせます。
⑳合計12枚の折り紙を組み合わせると丸い形状のくす玉の完成です。

ちなみに…30枚の折り紙で組み合わせると、飛び出した部分がちょうど五角の星型になるくす玉が出来上がります。12枚の折り紙で組み合わせると四形の型6枚だと三角の型になります。
色んなサイズの折り紙で作ると色んなサイズのくす玉が出来て面白いです!


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和柄の折り紙

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友禅千代紙は、草花や鞠や扇子などをモチーフにした優美な日本画のようなデザインとなっています。紙は和紙となっており、金色に着色された部分はキラキラ光って豪華です。もちろん、普通の折り紙に友禅柄が印刷されたものもあります。七宝(しっぽう)、矢絣(やがすり)、青海波(せいがいは)など、縁起の良いとされている幾何学文様が印刷された折り紙などもあります。(こちらは100円ショップで購入できます。)


柄の組み合わせを考える

全て柄のある模様で統一するより、有機的な模様、幾何学模様、無地などをうまく織り交ぜて作るとお洒落かと思います。春はピンク系で、夏は緑系で、秋は赤系で、冬は青系で作ってみました。また、同じ色相でまとめるにしても少し色相をずらした色を組み合わせて使うと、色幅が増えてより美しいかなと思います。


吊って飾る

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くす玉(薬玉)とは、薬や香料を入れた物を造花などで飾った物で、もとは魔よけ的な意味合いがあったようです。くす玉は、コロンと置いておいてもよいですが、魔よけの意味合いのある五色(青・赤・黄・白・黒)の糸で吊るして垂らして飾ったら、縁起が良くてよりよいかもしれませんね。

         
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