デッサンを描いたり着彩をするときに、あると便利な備品についてご紹介します。なくても絵は描けますが、ないと不便なものについてのお話です。
カルトン
画用紙をのせる画版としての役割を担います。二つ折りになっているので、中に画用紙をしまうこともできます。写真のカルトンはA2の画用紙がちょうど収まるサイズです。もっと大きなカルトンは、木炭紙のサイズになります。画用紙は目玉クリップで止めるとよいです。因みに、使用している画用紙はシリウス紙です。
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木製パネル
本来は画用紙を水張りして使うのですが、画用紙を置く台としても使えます。パネルは画用紙のサイズに合わせたものを使うのがよいです。写真の画用紙はA3サイズです。画用紙を目玉クリップで止めることもできます。水彩画を描く際は、画用紙の凸凹感を防ぐために、きちんと水貼りをしましょう。
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イーゼル
小さなモチーフを描く際は、イーゼルがなくても木製パネルがあれば机の上で描くことが可能です。ですが、石膏などの巨大なモチーフや風景などスケールの大きなものを描く場合には、イーゼルが必須になります。木製のイーゼルは重厚なので安定感があって描きやすいです。軽量のイーゼルは、コンパクトに折り畳んで外へ持ち出したり収納することが可能です。
写真のイーゼルですと、A3サイズくらい~縦幅120cmサイズの画用紙まで使えます。また、イーゼルには、お店の看板などを立てかける台として使用するためのインテリア商品もあります。縦幅に数段階しか調整できないものもありますので、購入の際は注意が必要です。
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ライト
モチーフの陰影をしっかり出すための照明器具はぜひ用意したい備品です。デッサンは、モチーフがよりはっきりとした明暗の下にある方が描きやすいです。室内の電灯や窓の光だけだと光量が少なくて、陰影がはっきりしない場合が多いです。本当は太陽光を直接照射した状態が最も陰影が明瞭になるのでよいのです。(でも天候や時間によって明暗が変わってしまうのでなかなか難しいですよね。)
因みに…絵を描く人は室内で物を見て絵を描くことが圧倒的に多いと思いますが、室内の環境で物を描くことに慣れてしまうと、外の環境下にある物を空想で描く場合に、リアリティーがなくなってしまうなんてこともありまえます。なので、時には太陽光の下で物の陰影を観察してみる、というもの大切かもしれません。
石膏像
デッサンの練習用に手元に置いておきたいモチーフです。石膏像には、シンプルな幾何学形体から面取り像、複雑な人体の像まで様々なものがあります。デッサンの目的以外にも、陰影の付き方など絵を描く時の参考になるので、石膏像はあると便利です。まずは基本的な頭像を手元に置くことをお勧めします。
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果物や花の模型
食べ物や植物などの生もののモチーフを長期間かけて絵を描く場合は、レプリカを使うのもよいです。実物にはかないませんが、品によってはとてもリアルにできているので、こういった物を利用するのもよいと思います。造花は、100円ショップ以外では、インテリアショップのニトリで様々な種類を手に入れることができます。写真にある果物のレプリカも、ニトリで購入したものです。
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