コピック(COPIC)で絵を描く

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イラスト製図スケッチなどの着彩に使われるコピック(COPIC)で絵を描いてみました。コピックは、アルコール成分のカラーマーカーです。一般的なカラーペンと違って、薄くて淡い色が豊富に揃っており、水彩画のようなにじみぼかしなどの表現も可能。一本400円くらいするので一般的なカラーペンより高価ですが、非常に質の高いマーカーなので、絵を描くのが好きな人は基本色だけでも手元に揃えておくと重宝します。

一本のコピックのペンには二種類の筆先が備わっています。片方は弾力のある筆のような形状をしており、片方は硬く平らな形状をしています。これを用途に応じて使い分けて描いていきます。


一般的なコピックの作画手順

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線画の作成

鉛筆で下描きをした後、専用のコピックマルチライナーで線画を描きます。(←専用のペンは、色:10色程、線幅:7種類程の種類があります。)こちらは耐水性のインクなので、上からコピックを塗ってもにじみません。線画が描けたら鉛筆の線を消します。

コピックによる着彩

薄い色から順に塗る

水彩絵の具と同じで、基本的に濃い色を薄めることはできないので、薄い色から順に着彩していきます。弾力のある筆型の先で塗る場合は、力の入れ具合によって濃淡が変わってくるので筆タッチに気を付けます。また、コピックは薄い用紙で描くとインクが後ろに抜けてしまうので、注意が必要です。

徐々に重ね塗りをする

陰影をつけたい部分に、色を重ねます。コピックは、塗り重ねた分だけ色が濃くなっていきます。様々な色を重ねて色幅に厚みを持たせたい場合も、薄い色を重ね合わせるところからはじめていくのがよいです。

ホワイト入れ

ハイライトを入れたい部分もしくは修正したい部分に、ホワイトを塗ります。専用のインクも販売されていますが、絵の具の白や修正液の白でも代用できます。


コピックのメリット

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手軽に描ける

画用紙ではなく、クロッキー帳コピー用紙ノートなどの安価な紙に着彩できます。水彩画で行うような画用紙の水貼り作業も必要ありません。

時短で絵が描ける

アルコール成分でできているため、水彩絵の具のように色が乾くまで時間をおく必要がありません。また、絵の具のようにパレット上で色を調合する手間がかからないので、紙面上で色を混ぜ合わせて素早く塗ることができます。コピックは358色あるので、色数が揃っていればそれだけ時間短縮につながります。

保存に場所を取らない

絵の具と違って、コピックは手軽に持ち運べてささっと着彩できます。野外のスケッチの着彩などにも重宝します。


 コピックの購入色のポイント

初めてコピックを使う方は、358色の中から、まずどの色を選んで揃えればよいのか迷うと思います。基本色をまとめたセット商品も販売されているのでそちらを選ぶとよいと思いますが、画材店やネットショップで単色で購入することもできます。自分で色をセレクトする際の色選びのポイントについてお話します。
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基本色を揃える

まず絵を描くのに最低限必要な色相である、赤系、オレンジ系、黄色系、緑系、青系、紫系の色は揃えておきたいです。綺麗な色の流れを作れるような色を選びます。また、低明度で低彩度の黒に近いグレーや、高明度で高彩度の白に近い肌色なども必須かと思います。コピックは混ぜれば濃い色を出せるので、(購入本数に上限がある場合は)基本的に薄めの色で選ぶのがよいかと思います。

↓キャラクターなど人物を描くことに特化したセットがあります。人肌を描くのにふさわしい、繊細で薄い色合いが揃っています。



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同系色の薄い色/濃い色を揃える

基本的に色を濃くすることはできても色を薄くすることはできないので、明度のバランスを考えて色を揃えます。

一つの色相に対して、白に近い薄い色と、濃くてはっきりしたシャープな色、そしてその二つをつなぐ中間の色、が欲しいところです。青系で例えると、極めて薄い水色、青、普通の水色、といった具合です。一つの色相に対して基本的に3段階くらいの明度が揃っているとよいですが、黄色のような高明度の色は、2段階くらいの明度でも足りるかと思います。

にじみやぼかしに必要なペン0番

コピックには、塗った色を薄めたりにじませたりする専用のペンが存在します。透明色の0番(カラーレスブレンダー)を使って、色の輪郭をにじませたり部分的に色を抜いたりすることも可能です。水彩絵の具でいうところの水の役割をするペンなので、このペンがあれば表現の幅が広がります。

コピック専用のスケッチブックを使う

ケント紙や普通のスケッチブックにも描けますが、紙は専用に作られたコピックスーパーセレクションに描くのががおすすめです。色ののりがとてもよく、裏に色移りしにくい上質な紙です。30枚入り。


↓一般的な水性カラーペン(マーカー)について。
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