カラータイプのスクラッチアート

カラータイプのスクラッチアート

最近話題のスクラッチアートにトライしてみました。いわゆる、引っ掻いて削る塗り絵です。書店へ行くと、夜景や、プリンセスなどのファンタジー系イラストをモチーフにした商品がたくさん販売されているのを見かけます。今回は、美しい夜景をモチーフにしたスクラッチアートボードを購入してトライしてみました。


スクラッチアートとは

色を重ね塗りして、表層を削ることで下層の色を出す技法で表現した作品のことです。販売されている商品のほとんどが、黒塗りの紙を引っ掻くと、鮮やかな色彩が出てくるという仕組みになっています。黒い画面からレインボーカラーが出てくると、色の対比の効果で絵がキラキラと輝いて見えます。


手順の注意点

●黒い面に薄く印刷されたイラストをなぞって、専用のペンで削っていきます。スルッと滑らかに削れます。しかし、削らなくてよい部分もうっかり何かで擦れると削れてしまうので、そこは注意が必要です。 ●削るたびに黒い粉が出てくるので、ゴミを捨てながら作業を進めます。(この黒い部分は、触っても手が汚れることは全くありません。) ●付属している専用のペンをなくしてしまった場合は、爪楊枝削った割りばしで代用できます。 ●余計な部分を削ってしまった場合は、その部分を油性マジックで黒く塗るといいです。(削るのが多少はみ出しても、全体としてみればほとんど気にならないものですが。)
2017-scratch-art02こちらの商品は、長崎のハウステンボスの夜景を描けるアートボードです。どんどん削っていくと、ものすごく綺麗な色が出てきました。イルミネーションで色が変化する夜景の雰囲気が伝わってきます。オーロラみたいな色の流れ。下地にはとても綺麗な色が印刷されているんですね。 ラゴデザインのシリーズの商品には、様々なイラストの施されたいくつかのボードと、専用の削りペンが入っています。うっすらと印刷されているベースのイラストは非常に緻密ですが、自由気ままに削ってよいので、大人だけでなく子供でも楽しめます。
2017-scratch-art03エイミーも、スクラッチ技法を使って絵を描いてみました。クレヨンでよくやりますが、下地に塗る色は、発色の良い鮮やかな色であれば、アクリル絵の具などでもよさそうです。あと、もちろん上に塗る色は黒でなくてもいいんですよね。 画面に色をのせるのではなく、削り取る。 この技法は、下層に塗る色がポイントですね。下層に塗る色の塗り方で絵の表情が全く変わってきます。上層に塗る色も、削って出てくる色を計算して、色に変化をつけて塗ってみるとさらに面白そうです。
↓下地にレインボーカラーが着彩された黒地のスクラッチボードもあります。下地がないので自由に絵が描けるタイプです。 ホログラムタイプのスクラッチアートイラスト・絵画「クジャク」を描きました。絵の具の技法を使う絵を描く画材道具を選ぶ